健康

ベジタリアンとビーガン、肉を食べる人より脳卒中になる可能性が高い?

ベジタリアン

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された研究によると、ベジタリアンとビーガンの人々は肉を食べる人々よりも脳卒中にかかる可能性が高いという結果が出ている。

研究チームは、脳卒中や心臓病の病歴がない英国の4万8,000人の人々を研究した。 1万6,000人以上がベジタリアン又はビーガンで、約7,500人は魚は食べるが肉は食べない人たちだ。

18年間で、彼らのうち1,100人近くが脳卒中にかかり、2,800人以上が心臓病を発症した。 研究の結果、ベジタリアンとビーガンは肉を食べる人々よりも脳卒中にかかる可能性が20%高いことがわかった。

他の研究では、ベジタリアンとビーガンが脳卒中で死亡する可能性が実際には高くないことがわかったが、総合的に脳卒中にかかる可能性について調べてきた研究はない、と著者らは述べている。

18年間でベジタリアン、ビーガン、魚を食べた人々は心臓病を発症する可能性が13%低かった。 多くの研究では、ベジタリアンは心臓病を発症する可能性が低いことがすでに分かっている。

肉を食べない人々は他の人々と比べると特定の酸とビタミンの値が低く、そのため脳卒中のリスクが高くなるかもしれない、と研究共著者のタミー・トンは語った。 しかし、脳卒中は心臓病よりはるかに少ないので、肉を控えめにすることはやはり健康に良いだろう、と彼女は更に述べた。

英国の約2~3%の人々は菜食主義又は完全菜食主義の食事をする、とベジタリアン協会は述べる。 しかし、より多くの人々はほとんどが菜食主義の食事で、ごくまれに肉を食べる。

ベジタリアン=菜食主義者、つまり肉や魚を食べない人、ということはもう一般常識ですが、最近日本でも耳にする機会が多くなった「ヴィーガン」については知らないという人も多いのではないでしょうか?

「野菜しか食べない、だけならベジタリアンと一緒じゃない?」と混同されがちですが、ヴィーガンとは「絶対菜食主義者」という意味。実はヴィーガンとベジタリアンは似て非なるもの。

完全菜食主義者を意味するVegan(ヴィーガン)という言葉が生まれたのは1944年のイギリスです。もともとは「酪農製品(卵・牛乳・チーズなどの乳製品)を食べないベジタリアン」を指す言葉として、一般的なベジタリアンと区別するために使われるようになりました。

ヴィーガンの思想は食生活だけに限りません。着るものや住まい、衣食住すべてのライフスタイルにおいても、動物性の素材を使用しないのが彼らのポリシー。シルクの下着やファーのコート、革の財布なども当然NG。革製品の靴やバッグ、ウールの服なども決して身につけません。また、洗顔料やボディーソープ、コスメ用品も動物性油、ハチミツ、牛乳、卵の成分が入っているものなど、生活全般において「動物性の素材を使わない」のがヴィーガンの生き方なのです。

徹底した菜食主義を貫くヴィーガンの思想は、一言でいうと「人間は動物を搾取することなく生きるべきだ」という考えです。その為、肉や魚はもちろん、卵、チーズ、バター類、はちみつ、ゼラチンなども一切食べません。なぜなら卵や乳製品は、それを生み出す鶏や牛を苦しめたり、早すぎる死をもたらしたりするものだからだそうです。ヴィーガンという生き方の根底にあるのは動物愛護の精神であり、ここが健康志向から生まれたベジタリアンとの大きな違いなのです。

2020年オリンピックが開かれようとする今、来日するビーガン対策にどこまで日本が対応できるのか、今から期待しています。